「Hをする時に痛くて入らない…」「処女膜って一体なに?」「膣って広げる方法あるの!?」実は産婦人科への相談でも多いこの問題。「このままだと彼とセックスできなくて別れそう」という心配はもちろん、「このまま一生、誰ともエッチできないのでは……」「私の膣って人と比べて狭いの?」と不安に陥っている子も。先生、ヘルプ!です。人には聞きづらい“sexの女子の保健室的なお悩み”について、お医者さんや専門家から信頼できるアドバイスをもらおう!【こっそり相談。ViVi相談室】
Q.いざ彼を受け入れようとすると、とにかく痛くてしょうがないんです。彼はメゲずに誘ってくれますが、H自体が怖くなってきているし、このままじゃ、彼と別れることになるかも……。どうすればいいの?

https://www.aw-clinic.com/
A-1:割合的には少ないけど、膣の構造や形状に問題がある場合も!
A-2:もうひとつの原因は、精神的な問題。塗る麻酔を使う方法もあり!
A-3:友達と比べられない問題だけに、もっと気軽に婦人科で相談を。
A-1:割合的には少ないけど、膣の構造や形状に問題がある場合も!
よく“処女膜”といいますが、実際は膜が張っているわけではなく、粘膜のひだで弁のような形になっています。膣の入り口付近にあり、この弁の間から、生理の経血やおりものが出てきます。
初めての性交渉のときに、「処女膜が破れて血が出てきた!」というのは、この弁の一部が切れたから。これによって弁が動きやすくなり、次第に性交渉時の痛みがなくなってくるのです。
ところが、割合的にはとても少ないですが、この弁が硬いうえに、どうにかこうにか経血が出てこれるぐらいしかすき間がないという人がいるのも確か。
この場合、性交渉だけでは簡単に弁が切れないため、性交渉のたびに痛みが生じます。これを改善するには簡単な手術が必要。その後、拡張器のようなものを挿入して少しずつ広げて、性交渉をできるようにしていきます。
悩んでいるなら、ぜひ一度、クリニックで相談を。
Page 2
A-2:もうひとつの原因は、精神的な問題。塗る麻酔を使う方法もあり!
膣の構造や形状に問題がない場合、ほとんどは精神的な問題によるもの。少し外陰部を触っただけでも過剰に「痛い」と反応する場合があり、トラウマがあるのかなと思うケースも。この場合、カウンセリングが必要ですが、ほかにも解決していく方法はあります。
例えば、彼にきちんと話して理解してもらったうえで、麻酔のジェルを使うことにより感覚を鈍くさせて、少しずつ挿入していく方法も。最初は「性交渉で気持ちよく感じる」というのとは無縁の状態ですが、次第に痛み止めを使わなくてもよくなり、解決することもあります。
そのほか、自分の指を入れて自主練するという方法も。
Page 3
A-3:友達と比べられない問題だけに、もっと気軽に婦人科で相談を。
いずれにしろ、このままでは彼と別れちゃうかも!というなら、婦人科に相談を。
デリケートゾーンの形や色、大きさ、硬さ、ゆるさなどは友達に見せて相談ともいかず、他人と比べようがないから、自分だけがおかしいのかと悶々と悩んでる子が多い。でも、婦人科の先生は、毎日、診察で何十人もの膣を見ているから、何かあれば教えてくれるはず。
もし、それで構造や形状に問題が見つかっても、治療すれば問題なく性交渉ができるようになるし、精神的な問題だったとしてもアドバイスがもらえるので、悩んでいるなら、ぜひ一度相談してみてくださいね!
先生からのアドバイス
膣の構造や形状の問題にしろ、精神的な問題にしろ、婦人科に行けば、解決策が見つかるはずです!

どうでもいいけど私はよく人から「イタイ子だね」って言われるワ★
illustration/ Pantovisco