「そもそも、ふけが出る理由は?」「すごい出るのに治し方が全然わからない」「シャンプーの洗い方を変えればいいの?」とフケについての悩みは様々。どんなにサラツヤなヘアでも、完璧な巻き髪でも、台無しになってしまう…。いったいどう食い止めてフケを防止して取ることができるのか、ヘアケアのプロに疑問をぶつけました。頭皮の皮脂を残さないための正しい洗髪方法から大量に出さないためのケア製品の選び方も伝授します。【こっそり相談。ViVi保健室】
Q.毎日、髪をきちんと洗っているつもりなのに、気づくと肩まわりにフケが……。黒い服なんて着た日には、ゴッソリ落ちているのが丸見えで、不潔感が出てしまう。この憎きフケと決別するにはどうしたらいいの?
A-1:フケの大きな原因は、洗い残した皮脂!
A-2:皮脂の洗い残しが多いのは、耳の上や襟足、後頭部
A-3:正しい洗髪方法なら1日1回でフケを防ぐことができます
A-4:フケを防ぐヘアケア製品を選ぶのは、改善への近道
A-1:フケの大きな原因は、洗い残した皮脂!
フケは、頭皮の角層がまとめて剥がれおちたもの。そのもっとも大きな要因として考えられるのが皮脂の洗い残しです。シャンプーで落としきれなかった皮脂が菌などにより刺激物質に変化し、ターンオーバーが乱れる一因と考えられ、フケの原因になります。
A-2:皮脂の洗い残しが多いのは、耳の上や襟足、後頭部
フケを発生させないために一番重要なのは、髪に覆われていて洗いにくい地肌をどこまでまんべんなくきれいに洗ってあげられるか。しっかり洗っているようで、耳の上や襟足などは、汚れが落ちきっていない人が多いという調査結果も。また、髪をドライヤーで乾かさないというのも問題です。頭皮で菌が繁殖しやすい高温多湿状況になり、フケを悪化させる要因になります。
A-3:正しい洗髪方法なら1日1回でフケを防ぐことができます
フケを防ぐ正しい洗髪方法の基本は、「シャンプーの洗浄成分を頭皮全体にまんべんなく届けて、しっかりすすぐこと」です。そのために必要なポイントがコチラ!
1:洗う前のブラッシング
あらかじめ、コームやブラシで髪の絡まりを解く。
2:髪と頭皮を十分に濡らす
サッと濡らすだけではNG。しっかり髪と頭皮を濡らすことで、シャンプーの泡立ちを助けます。このひと手間で洗浄力にも大きな差が出て、フケの予防に。
3:洗い忘れがちな部分もしっかりとシャンプーを行き渡らせる
耳の上や襟足、後頭部といった洗い残しがちな部分にもシャンプーをしっかり届けるように、指の腹を少しずつ動かしながら地肌をマッサージするように広げる。
4:ドライヤーは根元から!
やさしくタオルドライ後、まず髪の根元付近から指を通して地肌から乾かしていく。濡れて束になった髪をばらけさせて乾燥させるのがポイントです。髪のハネなどを気にして、毛先だけを乾かして、地肌まわりのドライが疎かになると、蒸れて雑菌が繁殖しやすくなり、フケの原因となるので注意が必要です。
A-4:フケを防ぐにヘアケア製品を選ぶのは、改善への近道
フケが気になるときには、「フケやかゆみを防ぐ」効果をうたっているシャンプー、コンディショナーに頼ってみるのも有効な手段です。ものによっては、頭皮の炎症を抑える成分や抗菌剤成分などが入っているものもあるため、フケに対策におすすめです。
花王の製品でいうならば『メリット』がフケが気になる方におすすめ。地肌まですっきり洗い上げます。また、ViVi世代なら、地肌の汚れやベタつきをオフしながらきしまない洗い上がりの『メリットピュアン』もぴったりだと思います。
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先生のアドバイス
地肌の乾燥が気になる場合は、頭皮用の保湿ローションなどを併せて使うのも手です。

フケより老けが怖い。
illustration/Pantovisco
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