俳優・磯村勇斗のことはもちろん知ってはいたけど、最近これまで以上に目にすると思いませんか? 実はここ2ヵ月のドラマ出演本数は5本。そして初の主演ミュージカルも始まる、今さらに人気急上昇中の彼。忙しい日々を送っているに違いない、ということで、童心に返るようなBOY’S ROOMを用意して、束の間のくつろぎ時間を過ごしてもらいました。話し始めると、イケメンという言葉では簡単に片付けられないその魅力が溢れる溢れる――。今話題作にひっぱりだこの理由、見届けてください。
とにかく平和が好きで、ギスギスした空気が苦手
磯村くんを一言で表すなら“神対応”。これまでのViViの撮影でも、どんなに長引いてしまったり、無理なお願いをしても、嫌な顔をした磯村くんを見たことがないのだ。
「無理に良い人でいようとしているわけではなくて(笑)、もともとがかなりの平和主義者なんです。誰とでも仲良くするし、敵は作らない。だから、僕と一緒にいると落ち着くはずです(笑)。作品を作るにしても、ライバル心でギスギスした関係になるより、みんながお互いの良い部分を尊重して高めあったほうが、良いものが作れると思うんです。平和がいちばんです」

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10年以上も願い続けた俳優になる夢
実は、磯村くんは原宿でスカウトされたり、全国的に有名なオーディションに受かって、俳優の世界に華麗にデビューしたわけではない。
「高校生の頃に地元・沼津の劇団に入って演技を学んだり、上京してからは劇場をまわったり、いわゆる下積みっていう期間は10年以上あったと思います。もともとは、中学生の頃に、友達同士で映画を作ったことがきっかけで、俳優の道に進みたいと思うようになったんですが、うまくいかないことばかり。それでも、俳優になると決めた以上、とことんやって絶対に売れてやる!成功するまでやめることはできない!っていう気持ちで腐らずやってきました。何も光が見えないような中でも、だんだん出会いやチャンスが巡ってきて、少しずつテレビに出られるようになってきたんです」
◯◯トリオでデビュー!?
地元・沼津で俳優になる夢を抱いていたころ、一度、東京の事務所のオーディションを受けたことがある。しかし、磯村少年を待っていた意外なオファーとは?
「東京でオーディションがあると知って、一人では不安だったから友達を誘って3人で応募したんです。書類審査に通って無事東京での面接に行けることになって、当日待ち合わせ場所に集まったら、3人ともたまたま白Tにベスト姿。『なんでお前もベストなんだよ!』『いやいや、やっぱベストでしょ!?』みたいな(笑)。後日、受かったっていう連絡をもらって喜んだのもつかの間、『トリオはどうですか? 君たち3人がベストですごく目立ってたから』って。『俳優のトリオですか?』って聞いたら、『芸人さんです』と言われ……お断りしました(笑)。他の二人はノリで参加しただけだったし、もしデビューできたとしてもオレは芸人さんになりたかったわけじゃないので。今では笑える懐かしい思い出だけど、役者になるんだ!っていう気持ちがさらに強くなった出来事ですね」

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Model/Hayato Isomura Photos/HOUMI Hair&Make-up/KUBOKI(threepeace) Styling/Waku Iwakawa Prop styling/Shintaro Kurokawa Text/Natsuko Tohriyama