俳優・磯村勇斗のことはもちろん知ってはいたけど、最近これまで以上に目にすると思いませんか? 実はここ2ヵ月のドラマ出演本数は5本。そして初の主演ミュージカルも始まる、今さらに人気急上昇中の彼。忙しい日々を送っているに違いない、ということで、童心に返るようなBOY’S ROOMを用意して、束の間のくつろぎ時間を過ごしてもらいました。話し始めると、イケメンという言葉では簡単に片付けられないその魅力が溢れる溢れる――。今話題作にひっぱりだこの理由、見届けてください。
俳優はホストに似ているのかもしれない
インタビュー時、磯村くんは8月25日に初日を迎えた初主演ミュージカル『プレイハウス』の稽古に没頭していた。初ミュージカルということで、ナーバスになっているかと思いきや、相変わらず清々しい表情。
「聖夜というカリスマホストを演じるんですが、オファーを頂いたときは正直、不安のほうが大きかったです。当たり前ですがカラオケとは訳が違って、おカネを頂いて演じながら人前で歌うわけですから、最初は大混乱。でも、歌うことを第一に考えるのではなく、お芝居の延長線上に歌があると教えてもらってから、少しずつコツをつかむことができるようになりました。
ホストクラブに偵察に行ってみたかったけど、男が入れるところはなかなかないんですよね。だから想像になってしまうけど、(編集部注・後日、無事に行けたそうです!)ホストさんってキラキラしていてノリがよくて、女性の扱いに長けているっていうイメージの一方で、完全な実力社会で、地道な努力も必要だろうし……なんて考えているうちに、俳優の仕事とどこか似ていて、理解できる面が多いように感じたんです。
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役者の先輩もみんな華やかで恵まれているように見えるけど、裏側では並々ならぬ努力をしている。でもだからこそ、ひとつ上の階段に登れたときの喜びが大きいのかなって。実際自分も昔は、同世代の俳優がバンバン活躍しているのを『なんで自分じゃないんだろう』って見ていることしかできなかったけど、なんとか歯を食いしばってやってきて、今ではそういう方々と共演することができる。
心の中で『あなたがいたから頑張れました』って本当に感謝してます。でも、昔はあれだけ目立ちたかったのに、不思議と今はそこまで思わなくなりました。自分が目立つのではなく、作品全体が良い方向に向かうのが一番大事なので。今もまだ夢の途中ではあるけど、演じることが何よりも楽しいし大好き。この道を一生大切にしていきたいです」

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Model/Hayato Isomura Photos/HOUMI Hair&Make-up/KUBOKI(threepeace) Styling/Waku Iwakawa Prop styling/Shintaro Kurokawa Text/Natsuko Tohriyama