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emmaが初めてみんなに話すこと。“モデルが頑張る時代が来た!話し合える仲間になりたい”

2019.02.26

いつでもパーフェクトな“クール可愛い”を見せてくれる彼女は、実は人一倍頑張り屋でアツいハートを持つ女の子。普段SNSなどではあまり素顔を見せないemmaが、ViViだけに語ってくれた本当の気持ち、ロングインタビュー。読めばきっと、もっとemmaが好きになる。一緒に素敵な大人になっていこうね、emma♡

衿の大きなシャツに漆黒のスモーキングジャケット。サンローランの服はいつだって私たちを最高にカッコいい女の子へと変身させてくれる。ジャケット¥384000、シャツ¥140000、パンツ¥92000、シルクタイ¥45000、ネックレス¥45000(参考商品)、バッグ¥225000/イヴ・サンローラン(Saint Laurent by Anthony Vaccarello)

すべてがうまくいかなくて考え抜いた去年。そうしたら世界の色が変わって見えたいっぱい悩んで、旅をした。自分をもっと頑張りたくなった

これは初めてみんなに話すことです。実は、去年の私は超スランプでした。仕事もプライベートも何もかもがうまくいかない感じがして、なぜか別れも多くて、毎日がグレーでした。

18歳からモデルの仕事を始めて、がむしゃらに頑張ってはいたけれど、今思えば何も考えてなかったんです。ただ突っ走っていただけ。その勢いが去年ピタッと止まって、仕事や女性としての人生というものを深いところまで考えるようになったら、一気に全部わからなくなっちゃった(笑)。自分は本当は何がしたいんだろう。なぜ生まれてきたの? 人と人との関わりって何? 頑張る意味が見出せない! 成長すべき時期だったと今となっては思えるんですけど……去年はホントに辛かったな。

だから去年は、時間をつくってほとんど旅をしていたんです。仕事のために日本に1週間くらい帰ってきて、また海外へ行って。NY、ソウル、パリ。忙しかったけど、それが逆に良かった。国内も旅しました。そこで全然違う宗教や、思想の人、違う文化に出会うことで、考え方が少しずつ変わってきたんです。今までの私は、イヤだとかダメって最初から決めつけるところがあったんですけど、それを一回やめてみました。人を否定することもしなくなった。その人の考え方を一度自分の中に落とし込んで、納得いくまで考えてみようと思って。その結果、自分の中の世界が広がる感じがあったんです。限界を設けていたのは自分なのかもって気付いた。「これは絶対に無理」という感情が徐々に減ってきて、もっといろいろ挑戦してみたい気持ちも湧いてきました。嬉しいことに、仕事ももっと楽しく感じるようになってきたんです。

だから今年は良い年になる気がしているし、そうなるように頑張りたい。たくさん考えて悩んだことが虹になるように! そんな自分革命のような大きな経験を経て、いろいろなことにチャレンジし始めたのが去年の後半〜年末。そうしたら今度はすごく忙しくなってしまって、ViViの撮影に参加できない日々が続きました。意図したわけじゃなかったけれど、専属モデルになってから初めて、ちょっと距離を置くことになってしまった。もちろん寂しかったけれど、でもそれにもちゃんと意味がありました。離れている間、ViViを客観的に見ることができたから。

大胆に露出したデコルテに、華奢な肩紐。大人の品格とセンシュアルが溶け合うドレスにマーチンコラボのブーツを合わせちゃう、その心意気がたまらない! ドレス¥65000、イニシャルネックレス¥22000、チョーカー・参考価格¥14000、ビーズ付きネックレス¥14000、ボディに巻いたシルバーチェーン¥14000、ブーツ¥32000/マークジェイコブス カスタマーセンター(MARC JACOBS)

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アイディアや意見をいっぱい出してViViをもっと盛り上げたい。それが今の私のやるべきこと、したいこと

そして久しぶりに参加したViViの撮影は……もうとにかく楽しかった。やっぱりViViは最高でした(笑)。だからもっともっと盛り上げたい! って思った。とびきりおしゃれで、いい意味で一番とんがってる雑誌でいたい!

ViViはモデルの意見や気持ちを汲んで、モデルの“らしさ”を尊重してくれる雑誌です。だからこそワガママじゃない意見やアイディアはどんどん伝えたいというのが私の気持ち。自分も含めた全員が納得するいいものを作りたいし、そのための努力も惜しみたくない。その思いは年々強くなってきてる。スタッフのみんなもそんな私の思いをわかってくれていて、emmaはどうしたい?って聞かれることが増えました。プレッシャーになることもあるけれど、そう思ってもらえるのはラッキーなこと。

だから私には刺激が必要! 新しい興味のかけらを探しに海外へ旅に出ます。同じ環境にいるとアイディアも浮かびにくくなるし、こんなのやりたい! っていう意欲も薄れてきちゃうから。インスタやネットをディグるのも大好き。可愛いものを見つけたら、どこまでも掘って追いかけていく。そうしたらまた新たな可愛いに出会えたりする。やったねって思います。またみんなに夢を見せてあげることができる、イケてる私を見てもらえるって(笑)。

ViViモデルは可愛い! 埋もれないように、私は今でもずーっと頑張っています。自分プロデュースの仕方を常に考えてる。それでももちろん100%できてるとは言えないけど、貪欲に。センスを磨いて自分を向上させて、雑誌作りに参加できるモデルでいたいと思っています。新しい企画に取り組んで、面白くしたい。でも雑誌は読者のものだから、一番大事なのは読者のみんなが喜んでくれるものを作ること。いつでも憧れ感があって、手が届かないけど届きそうな、そんな存在が理想だな。

ツヤやかな黒レザーを使った、ぴっちりタイトなセットアップ。カッコいいうえにフェティッシュなこのルックは、ショーでクロエ・セヴィニーが着こなしていたもの! ジャケット¥374000、パンツ¥195000、ケープ¥187000(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(MIU MIU)

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自分が雑誌を引っ張る立場になった。不安や緊張もあるけど、ワクワクもある。私たちがつくる新しいViVi、モデルが頑張る時代がきた!

玲奈ちゃんの卒業はなんとなく想像ができていたんですけど、玉(玉城ティナ)の卒業は衝撃的でした。もちろん噂では聞いてはいたんですけど、まさかまだ抜けないでしょって、信じていなくて。そうしたらViVi Nightで発表があって、びっくりして……。まず思ったのは、これからどうしようということ。正直、一番最初にやってきたのは不安です。漠然とだけど、この先はやぎたまと私の3人でViViを引っ張っていくことになるのかなって思っていたから。玉の卒業号(2019年2月号)を読んで、それがついに現実だって実感した。ちょっとくらっちゃいました(笑)。でも自分が引っ張っていくという立場、年齢になってきていることはまぎれもない事実。玉の卒業は、それを真剣に考えるきっかけになりました。なんていうか「おぉ……」って感じ。身震いするし、緊張もしてる。

でも前もインタビューで少し話したけど、これはいい意味でチャンスでもあると思うし、やっと自分たちの番がきたという感覚もある。今まで素晴らしいセンパイたちが背負ってくれていたViViという看板を受け継いで進化させて、また新しくて可愛いViViの時代を作るチャンス。だから、自分が出ている意味をきちんと表現できたらなって思う。下の子がどうというよりは、自分が頑張る。私が出てるからViViはおしゃれだよねって言ってもらいたいもん。モデルが頑張らなきゃいけない時代がやってきた!って思っています。

ジャケット¥384000、シャツ¥140000、パンツ¥92000、シルクタイ¥45000、ネックレス¥45000(参考商品)、バッグ¥225000/イヴ・サンローラン(Saint Laurent by Anthony Vaccarello)

ViViモデルはみんな可愛くてキャラもいいから、みんなが個性をどんどん出して、それが全部爆発したら本当に面白いことになると思うし、そういう雑誌を目指したい。切磋琢磨していける媒体でありたいなってのはすごく思いますね。体育会系なんですよね、私(笑)。あと、先輩後輩の関係はもちろん大事だけど、いい意味でそれがなくても許される雑誌なのかなとも思うんです。下剋上もあり!(笑)表紙をみんなで獲り合うくらいでいいと思う。ViViの表紙っていう責任重大な役割を獲得するためにお互いを刺激し合う、みたいな。そして話し合いができる仲間になれたらいいな。1人だけの力より、みんなの力が合わさった方が絶対にいい。大変な方がいいものを作れるって信じています。そういうキラキラ感は誌面にもきっと出るし、読者のみんなの刺激にもなるはず。私たちの姿を見て、読んだ人が「自分も頑張ろう」って思ってくれたら、そんなに嬉しいことってない。私はそんなアツいViViの顔になりたいんです。それが今の私の生きる道!(笑)

Photos:Yoshio Ohno Hair&Make-up:Rei Fukuoka(TRON) Styling:Miki Sayama(LOVABLE) Model:emma(ViVi exclusive) Composition&TEXT:Urara Takahashi Design:Shinji Honda