これまでシリアスな役を演じることが多かった高良健吾さんが、10月17日スタートのフジテレビ系ドラマでラブコメに挑戦。元カノから神格化された男性をどう演じるか、楽しみでなりません!!
僕が演じるマコチは、ハッキリ言って女性の敵だと思います
元カレのことが忘れられず、毎朝元カレの名前を検索し、元カレと妄想会話する……。そんなイタカワいいヒロイン・ユリカを描いた瀧波ユカリさんの漫画『モトカレマニア』が、ラブコメとしてドラマに。高良さんが演じるのは、ユリカに神格化されてしまうイケメン不動産会社社員、マコチこと斉藤真です。
「マコチは真っ直ぐすぎるあまり、知らず知らず相手の気持ちを揺さぶり傷つけてしまっている、という男性。ハッキリ言って女性からするとヤキモキしますよね。
だから僕はマコチのことを単純に真っ直ぐとか優しいとかいったふうには受け止めていなくて、人と価値観が違う“宇宙人”として演じようと思っています。ラブコメなので、共感できてもできなくても『コイツ、何かおもろいな』と楽しんでもらえるんじゃないかと思っています」
一方で、ユリカのように元カレを神格化してしまう女性って、男性から見ていかがですか?
「過去は美化されるものですよね。僕自身も、嫌だったことより楽しかったことを思い出すほうが多いですし。だからといってユリカの行動を理解できるというわけではありませんが、あそこまで振り切れてしまうと、もはやかわいいですよね(笑)」
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よく、女性は過去の恋愛に上書きしていくけど、男性は別フォルダを作って保存していく、などと言われます。高良さんはどちらでしょう?
「強いていえば保存かもしれないですね。だって自分の歴史じゃないですか。なかったことにはできないですから。でも、どちらでもいいと思うんですよ。忘れられなくても幸せならそれでいいし、バシッと上書きして消してしまうのもクールだと思うし。一番寂しいのは引きずって前に進めないことですよね」
そんな大人な恋愛観を語ってくれた高良さん。ViVi世代のうちにどんな恋愛をしておくといいか、アドバイスをいただきました!
「それはもう、たくさん本気で好きになってください。ただ、丁寧に付き合ってほしいと思います。世間は男心とか女心とか一括りにしますけど、人はそれぞれ違う。目の前の人はどうなのか、自分で考えて自分で答えを見つけていかないと。たとえ失敗しても、そのほうが絶対に学ぶことが多いですから!」

過去を美化しても、綺麗さっぱり消し去っても、幸せならそれでいいと思います。

木曜劇場『モトカレマニア』
27歳・無職の難波ユリカ(新木優子)は、元カレのマコチこと斉藤真(高良健吾)が好きすぎて、心の中でマコチと妄想会話してしまうイタかわいい女子。何とか不動産会社で働けることになったのだが、そこは何とマコチのいる職場だった! これは運命の再会なのか……!? 10/17より毎週木曜22時~フジテレビにて放送。
撮影/北岡稔章 ヘアメイク/二宮雅子 スタイリング/服部昌孝 取材・文/山本奈緒子 協力/AWABEES、バックグラウンズ ファクトリー