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SNSをやめたくなるほど周りに見下されていた。インフルエンサーの自分を邪魔だと思った瞬間【佐藤ノア コネクト#30 】

2019.11.18

Instagram、Twitter、YouTube、TikTok。全方位に多数のフォロワーをもち、若い女性から圧倒的支持を集める超人気インフルエンサー、佐藤ノア。SNSの申し子・ノアちゃんにも、SNSをやめようと思った時期があったとか。バンドのボーカル、インフルエンサー、モデルといろんな肩書きで活躍するなかで抱えていた葛藤を話してくれました。【佐藤ノア コネクト#30 

前回の記事はこちら

「テラハは自分を客観的に見直せる」佐藤ノアはテラハで人間関係を勉強中?【佐藤ノア コネクト#29 】

「本気でバンドやってるのに他のバンドになめられる。
インフルエンサーとしての自分が本当に邪魔だった」

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他のバンドから見下されてた

この連載でも、「SNSの使い方のお手本は私自身」、って言ってきたけど、そんな私にも「やめようかな」と思ったことはある。
今までSNSやってきて一番嫌だったのは、インフルエンサーであることで他のバンドからなめられたこと。

私は生まれた時から音楽に囲まれて、たくさんのバンドを聴いて育ってきた人間なのに「モデルがやってるバンド」みたいなことを言われると、さすがにイラッとくる。
こっちは本気でやってるのに「結局お前らは逃げ場あるから」とか。
あとうちのバンドは全員可愛いから、可愛くてバンドやってる時点で基本みんなとげとげしいし。

そのたびに、「でも私たちは、今までライブハウス来たことないお客さんたちを連れてこれます。たぶんあなたたちよりも」って言い返してた。
あとはライブ後の打ち上げも毎回参加して、ちゃんと話して。
みんな話せば分かってくれるいい人ばかりだったし、まじめに人と話すきっかけになったからよかったけど。

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一番来てほしくないのは自分だった

そんな感じで、去年はツアーで初めての場所行くたびにディスられて本当に地獄だったし、そんなふうに言われちゃう自分も嫌で。
それで赤髪にしたり爪も黒にしたり、ザ・パンクロックみたいな格好で身を固めてとがっちゃってた。
“インフルエンサー・佐藤ノア”の名前が大きくなりすぎて、アーティストの私を邪魔してる感覚があったんだよね。
3本目のツアーの時には、MCで「ここに一番来てほしくない人がいます。それは私です」って話もした。それくらい邪魔だった。

一時は本気でやめてやろうかと思ってた。
でも今やめたら、ライブハウスに来たことなかった人たちの“はじめて”になりたいと思って続けてき た意味がなくなっちゃう。
だったら、音楽もインフルエンサーも両方続けることで意志表明しよう、って。

見た目を強くするのもいいけど、どんなにディスられても続けることが、私は一番パンクだと思うから。
いろんな気持ちを少しずつ噛み砕いて、1年くらいかけてやっと飲み込んで今、って感じです。

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いろんな佐藤ノアでいい

私はSNSで全部を出してるつもりはないし、最初から全部見えてたら面白くない。
SNSから入った人が私たちの音楽を聴いても、みんな最初はぽかーんって感じだけど、「会ってみたら、イメージとちょっと違った」みたいなズレはあっていいし。
もっと知りたいと思わせる理由が、リアルのほうにあるとすごくいいなって思ってる。

リアルで会いに来てくれた時に「私、もしかしたら佐藤ノアのこと、ほんの30%くらいしか知らなかったのかも」って、そんなふうに思わせる人でありたいです!

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今日のオフショット

大阪に3日間滞在しました。(最終日)

PROFILE
佐藤ノア(ViVi creator)
Birth:1997年7月9日生まれ
City:北海道出身
Instagram、Twitter、YouTube、TikTok。全方位に多数のフォロワーをもち、若い女性から圧倒的支持を集める超人気インフルエンサー。2016年にバンド『suga/es(シュガレス)』を結成。裏表のないキッパリした発言でも話題に。

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佐藤ノア『コネクト』連載一覧 

Text:Noah Sato Photo:Kenji Nakazato Styling:Hitomi Imamura(io) Hair&Make-up:Naya Composition:Megumi Yamazaki ArtDirection:Mayuko Kobayashi