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「クリスマスなんて、永遠に来なければいいのに」。宇垣美里が愛したドイツの景色と赤いダリア

2019.12.12

宇垣美里のエッセイ連載、今月のテーマは「大好きな12月」について。先週に引き続き、クリスマス目前の宇垣美里さんの過ごし方や、去年の出来事を振り返ってくれました。「自分らしく生きる」ということは、かんたんなようで難しい。フリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩みはじめた宇垣美里から見えている世界は、もしかしたら私たちとは少しだけ違うのかも。宇垣美里の【私から見えている景色】

第六章 『我が愛すべき師走』

(二)

毎週花屋さんに行って、花をいくつか選んで花瓶に挿すのが小さな楽しみ。
この時期は、もちろんクリスマスを意識して、深い赤のダリアとアンティークな色みのバラに、ユーカリや深い緑の葉物を合わせれば完璧。

もう使用期限の切れたゴールドのラメ入りシャドウを葉や花びらの上にちょんちょんっとのせると、あまりにもおしゃれでニヤニヤがとまらなくなってしまう。

どこにアップするわけでもないのにあらゆる角度から写真を撮って、こっそり保存する。この瞬間、きっと私は誰よりもクリスマスを満喫しているに違いない。

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あまりにもクリスマスが好きすぎて、去年はドイツまでクリスマスマーケットを見に行った。
屋台が所せましと並んで、クリスマスオーナメントや、香辛料やオレンジピールの入ったレープクーヘン、キリストやマリア、天使をかたどったミニチュアの人形にスノードームなどが売られていた。

その時期のドイツは骨身に沁みるほど寒かったけれど、澄んだ空気にイルミネーションがキラキラと輝いて、あまりの美しさに涙が出た。無論、寒さのせいかもしれないし、グリューワインの飲みすぎのせいもあるかもしれないが……。

今年はドイツには行けないけれど、かわりにアドベントカレンダーが日々の生きがいになっている。一日頑張ればその日の窓をそっと開く。おいしいチョコレートが待っている。はあ、楽しい。この時間がずっと続けばいい。

永遠にクリスマスなんて、来なければいいのに。

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宇垣美里にQ&A

学生時代の宇垣さんは勉学と趣味に使う時間の使い方が上手いんだろうなと感じました。やるべき事とやりたい事を要領よく行うために意識していることなどありますか?(豆腐くん 女性)

えっ……。全然上手くないです。学生時代は完全に睡眠時間を削って時間を確保してました。よくない例です。
でも読みたい本と知りたいことと行きたいところと会いたい人と……見たいものがとにかく多すぎて、常に時間が足りなかった。今も時間が足りない。
それなのに眠たくなったりだらだらしたくなったりしちゃって、やらなきゃいけないことたくさんあるのに……と脳内で自分を責めながらぬいぐるみ抱きしめてソファでごろごろしてます。強いて言うならリスト化して優先順位をつけてます。全部やり切れたことなんて、ない。

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宇垣 美里(うがき みさと)
兵庫県出身。2019年3月にTBSテレビを退社し、4月からフリーのアナウンサーとして活躍中。無類のコスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなど執筆活動も行っている。

宇垣美里マネージャーアカウント
▶︎@ugakimisato.mg

宇垣美里『私から見えている景色』 連載一覧

※衣装は全てスタイリスト私物
Text:Misato Ugaki Photo:Kota Shouji Styling:Mana Kogiso(io) Hair&Make-up:Sayoko Yoshizaki(io) Composition Mayuko Kobayashi