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一度、人を深く愛せた人はまた何度でも愛せる。宇垣美里から見たバレンタインのとある景色

2020.02.06

宇垣美里のエッセイ連載。2月の中で、女の子がドキドキするイベントといえばやっぱりバレンタインデー。チョコレートが大好きな宇垣さん自身は、バレンタインデーをどんな眼差しで見ているの? さらに、Q&Aコーナーでは、失恋から立ち直る方法を教えてもらいました。「自分らしく生きる」ということは、かんたんなようで難しい。フリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩みはじめた宇垣美里から見えている世界は、もしかしたら私たちとは少しだけ違うのかも。宇垣美里の【私から見えている景色】

第九章 チョコと恋と女心と』

(一)

お正月が過ぎれば、街はチョコレートの香りに包まれる。
いっきに季節はバレンタイン。

老いも若きもみなそれぞれの想いを胸に、まるで祭りか戦かと言わんばかりの売り場へと足を運ぶ。

ある人は大好きな恋人に、ある人は大切な友達に。憧れの相手や片思いの相手に想いを伝えたい人や、仕事仲間にばらまく義理チョコという課題に辟易している人もいるかもしれない。もちろん、自分自身へのご褒美、なんてのも最高だ。

どんな想いがあるにせよ、数えきれないほどあるチョコレートの中からぴったりの一品を探すべく売り場を何往復もする、この行為を愛と呼ばずしてなんと呼ぼう。

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あの催事場に溢れた誰かへの想いこそが、バレンタインの一番好きなところなのだ。

中でも、恐らく好きな人に渡すつもりなのであろう一品を、ああでもない、こうでもないと一生懸命悩んでいる女の子を見かけてしまうと、もう勝手に泣きそうになる。

どうか相手が貴方のこの一生懸命悩んだ時間をくみ取ってくれる人でありますように。思いが通じますように……! 無茶苦茶、心の中でそう祈祷している。

誰かのことを思っている時の表情って、なんてチャーミングなんだろう。

ああ、貴方の想い人に見せてあげたいよ。

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宇垣美里にQ&A

Q. 失恋から立ち直れません……。宇垣さん的な立ち直る方法など教えてください(Dumbo 女性)

女友達と浴びるように酒を飲み、くだをまき、愚痴り、遊ぶ! 立ち直れないほど愛した人を無理に忘れる必要はないし、どだい忘れるなんて不可能だと思っていて、友達や美味しいもので少しづつ埋めていって、いつの間にか思い出になるのを待つしかないです。もうこれ以上好きな人ができないとかはただの幻想で、一度人を深く愛せた人はまた何度でも愛せるので、あなたは大丈夫。焦る必要もないはず。

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宇垣 美里(うがき みさと)
兵庫県出身。2019年3月にTBSテレビを退社し、4月からフリーのアナウンサーとして活躍中。無類のコスメ好きとしても有名で、コラムやエッセイなど執筆活動も行っている。

宇垣美里マネージャーアカウント
▶︎@ugakimisato.mg

宇垣美里『私から見えている景色』 連載一覧

※ブルーワンピース/スタイリスト私物
Text:Misato Ugaki Photo:Kota Shouji Styling:Mana Kogiso(io) Hair&Make-up:NAYA Composition Mayuko Kobayashi