「おでこや眉間のニキビがなかなか治らない」「コメドって一体なに?」ぶつぶつと顔の上に現れる、ニキビのようなできもの。白いポツポツやからボコボコザラザラした吹き出物や、硬くて細かいニキビまで色々あるけど、なかなか消えないし早く治したいけどどうすればいい? という焦りに、美容皮膚科のドクターが答えてくれます!イボや脂肪のようなものの正体や治し方についてもお答えします。【こっそり相談。ViVi保健室】
Q.肌にポツポツとしたできものができました。ニキビかと思って楽観視していたら、なかなか消えません。誰かどうにかして!

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A-1:ニキビ以外にもできものはいっぱいあります!
A-2:ウイルス性のイボだけ、すぐドクターのもとへ行く必要あり
A-3:基本的には角質ケア+ていねいな保湿でOK!
A-1:ニキビ以外にもできものはいっぱいあります!
10代後半から20代のViVi世代は、肌の生まれ変わりが順調。それを踏まえて可能性がある代表的なできものは以下の5つです。
①白いポツポツ→毛穴が詰まったコメド
コメドとは皮脂が毛穴の中に溜まってしまった状態。ニキビの初期段階。コメドが炎症を起こすと赤くなって、いわゆるニキビになります。
②黒いポツポツ→コメドが酸化したもの
毛穴が開き、詰まった皮脂が空気に触れて、酸化した状態。
③白くてブツブツしていて硬い→ひりゅう腫
白いコメドに似ているけど、触れると硬いのが特徴。目のまわりや頰にできやすい。
④ぼこっと盛り上がったポツポツ、茶色いポツポツ、ザラザラ→脂漏性角化症
老人性疣贅(ゆうぜい)、年寄りイボとも呼ばれる、いわゆるイボの一種。皮膚の老化現象のひとつですが、若い人にもできることがあります。色は白っぽいものから茶色や黒っぽくなったものまでさまざまで、ザラザラを感じる程度のこともあれば、隆起したものもあり、多種多様。
⑤どんどん増えるポツポツ→ウイルス性のイボ
ウイルス性疣贅と呼ばれ、こちらも形状は④と同じでさまざまですが、どんどん増えていくのが特徴。ウイルス感染が原因!
A-2:ウイルス性のイボだけ、すぐドクターのもとへ行く必要あり
上記の⑤の場合、ウイルス感染が原因のため、受診が必要です。自分でどうにかしようとすると、かえって増えたり、炎症が起きる危険があるのでやめましょう。クリニックでは、CO2レーザーを用いて除去するか、液体窒素で凍結させて壊死させるのが基本。場合によっては、高濃度のレチノイン酸配合の塗り薬で治療することもあります。
A-3:基本的には角質ケア+ていねいな保湿でOK!
①~④については、基本的にセルフケアで様子を見てOK。ただし、症状が悪化したり、赤みや痛みなどがある場合は、クリニックで相談してください。
セルフケアのポイントとしては、まず、原因となっている古い角質を取り除いていくことが大事。角質をはがしていくピーリング剤や、肌のターンオーバーを促す美容液や洗顔料、物理的に古い角質をからめとるスクラブなどを利用すると◎。
ただし、気をつけてほしいのが、やりすぎ。早くツルツルになりたいからと、グイグイ強く肌をこすったり、頻度を多くするのは、肌への刺激となり、トラブルのもとになるので×。
優しくケアすることが大切で、すぐには何も変化がないぐらいで十分と心得て!ピリピリするのは効いているのではなく、刺激になっている証拠。説明書などで再度、正しい使い方を確認し、それでもおさまらない場合には、すぐに使用をやめましょう。
そして、もうひとつ大切なのが保湿。角質ケアで古い角質を取り除いたら、今度は新しい肌が健やかに育つように、保湿をしましょう。ViVi世代だと、化粧水だけで、という人も多いと思いますが、年代にかかわらず油分でフタをするのがマスト。乳液でもクリームでもオイルでもいいので、必ず化粧水とセットで使ってください。
先生のアドバイス
すぐに変化は現れないかもしれないけど、ViVi世代なら、“角質ケア+ていねいな保湿”で少しずつ改善していくはずです!

この前友達が『皆見て!できもの出来たの泣。最悪。。』ってインスタストーリーUPしてたけど、他人からしたら全く気にならないしどうでもいいなと思ったわ★
illustration/ Pantovisco