2018.04.01

菅田将暉のとなりで聞きにくいことも聞いてみた♡

auのCMのコミカルな鬼ちゃん、主演男優賞を総ナメした『あゝ、荒野』の孤独なボクサー、『銀魂』でのメガネの地味な青年etc. 。その役を通して、常に様々な表情を見せてくれるスダマサ。それだけでなく、俳優の枠を飛び出し、歌い、喋り、弾き、デザインする……。一体なぜ菅田将暉は、惜しげもなく次々と新しい顔をさらけ出してくるのか? イメージを崩すことを恐れる気持ちはないのか? このたびViViは、その本音にとことん迫った──。

いろんな表情をすぐそばで見ていたい。

――4月公開の映画『となりの怪物くん』で演じている春は、IQがめちゃくちゃ高くてケンカも強いという、まさに怪物な男の子。それゆえ能力を持て余して苦悩しているわけですが……。菅田さんも、演技をしたら主演男優賞を取ってしまうし、歌を出したら大ヒット。ラジオをやったら喋りも上手いし、好きな洋服はみずから器用に作ってしまうし、何でもできるという点では春並みの怪物くんですよね。
菅田:いやいや、そんなことないですよ。

―― 正直、俳優としてこれだけ成功しているのに、何で危険を冒して新しいことにどんどんチャレンジするのかなって。
菅田:何でかって言われると、ただそういう流れだったとしか言いようがないというか。ラジオもそうですけど、たまたま声かけてくださる方たちがいて、「じゃあ面白そうだしやってみようかな」の連続で。

―― 本能の赴くままに?
菅田:何ていうか、俳優はこうあるべきとか、モデルさんはこうあるべきとか、それによって可能性みたいなものはすごく狭まるじゃないですか?だから多分、僕がいろんなことをやっているのは、人生の豊かさで考えたときに、そのほうが将来楽しそうだなって感じてたからじゃないかな、と。まあそれは、今思えばですけど。

予期せぬ出来事に常に期待している

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――じゃあオファーがあれば何でもやってみよう、と思っている?
菅田:そうですね。もちろん取捨選択はありますけど。

―― 歌手を演じた映画をきっかけに歌手デビューして、3月21日にはアルバムも出されて、一個一個の掘り下げ方も半端ないですよね。
菅田:僕は子供の頃から習い事をたくさんしていて。サッカーが週4に、ピアノに、水泳に、英会話に、ダンスに……。だから今回、「友達が欲しい!」って切望している春を演じて気づいたんですけど、僕は子供時代、友達と遊んでいる暇もなかったなって。でも今思うと、それぞれのコミュニティをいかに成熟させるかってことが楽しかったんですよね。

―― なるほどー。今も大忙しになっちゃってるんじゃないですか?
菅田:そういう予期せぬ事態は好きなんですよね。でも、それぞれ時期がありますから。洋服が好きといっても、全然興味ないときもあるし。撮影現場に行って衣装に着替えてって毎日だったりすると、いくらオシャレしても仕方ないというか。ただもちろんアンテナみたいなものはどこかで張ってるんでしょうけど。僕の場合、ずっと「これだけ」みたいになると、何かそれも進化しない感じがしてしまうというか……。

―― むしろいくつか並行しているほうが心地いい?
菅田:そうかもしれないですね。もちろん1個しか集中できない時もあるけど、今は何か一つっていうよりも、いろんなことをやってていい時期かなって。……だって、たとえばですけど、もしかしたら彫刻の天才かもしれないじゃないですか? 何が自分の肌に合うのかなんて分かんないし、僕自身、全然これからだから、もっといろいろなものを手に入れていかなきゃいけないかなって思うんですよね。

"こうあるべき"ってものはなるべくない方がいい

―― いろんなことをやるのは可能性を狭めたくないからでもある、とのことですが、もし他にのめり込む対象が見つかったら、俳優以外の道に進むこともあるかもしれないんですか?
菅田:そういう可能性もあるかもしれませんね。

―― おお!
菅田:もちろん、変な迷惑のかけ方はしたくないんです。でも“こうあるべき”みたいなものはなるべく少ないほうがいいというか、そういうスタンスでやっているほうが楽しいと思います。僕自身が楽しんでいないと、見る人も楽しくないだろうし。

―― 失いたくない、という気持ちにはならないんですか?
菅田:そんな、今の僕に、失って困るほどのものってあります?

―― いやー、めちゃくちゃあると思いますけど……。
菅田:もちろん簡単には手放さないですよ。お芝居は大好きだし、いろんな人と積み上げてきたものがあるから、一生モンとして今後もやっていきたいですけど、そこに固執しちゃうとカッコ良くないというか。歳をとっても「俺はこの役を演じたんだぜ」って誇れたら、それは幸せだと思うけど、それだけだと僕は物足りないというか……。
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