2018.10.11

ギャルマインド=「自分最高!友達最高!」ってこと。水原希子がギャルを愛する理由

ファッションから、恋愛観、人生観まで……水原希子が提案する、「"自分最高"哲学のススメ」! 去年の秋に、ブランド『OK』を立ち上げ、アジアを代表するインフルエンサーでもあり、モデル、女優としても大活躍する、水原希子にロングインタビュー!

ファッションは、パワーをくれる。
ファッションは、ハッピーをくれる。


「将来は、ファッションモデルとファッションデザイナーの両方になりたい!」まだ4歳か5歳の頃のこと。希子は、将来の自分を心に思い描いていた。着せ替え人形遊びに夢中になりながら、いつか、モデルになってたくさんの服を着こなすこと。デザイナーになって、自分の好きな服を大勢の女の子に着てもらうこと。それを考えるだけでワクワクした。


水原希子:去年の秋に、『OK』っていうブランドを立ち上げて、一応、なんとなくだけど子供の頃の2つの夢が叶いつつある……のかな(照れ笑い)。今回も、大好きなViViで、初めて私物でセルフスタイリングのページを担当させてもらって、すごく楽しかった!! スタイリングでもデザインでも、私のやりたいファッションにはテーマがあって、それは、一言で言うと"ギャル復活"ってことなの。


希子が中学生の時、ファッションというよりも精神面で一番影響を受けたのが"ギャル"だった。

トップス/MIU MIU パンツ/ベティーズブルーのヴィンテージ ベルト/UNIFのヴィンテージ 靴/マーク ジェイコブス(以上すべて本人私物) アースチョーカー¥2000/OK 帽子/ヴィンテージ

水原希子:当時のギャルって、ガングロでパッサパサの茶髪で(笑)、目の周りをありえないくらい太く囲んでいたりとか、すごく独自の美学を持っていて、そこがカッコいいなって私は思ってた。

『こんなカッコしてるから、まじモテないんスよ。でも自分サイコーだと思ってるし、なんてったって友達サイコーっす! あざーっす!』みたいな(笑)。

あのスタイルに、すごくポジティヴなメッセージが潜んでいた気がして……。ギャルファッションやギャルメイクをすることで、勇気が湧いたり、元気が出たり、友達ができたりしたコって、きっと大勢いたと思う。男の人にはモテなくてもね(笑)。

私はその"自分サイコー"の精神を、ファッションで復活させたいんです!


実は希子、最近はシューズブランドのESPERANZAとコラボして、靴のデザインも手がけたばかり。モデルも、希子がローティーンの時に愛読していた伝説のギャル誌「egg」のカリスマモデルに依頼したりして、靴のデザインだけでなく、アートワークにも関わった。モデルたちが身につけた服は、今回のこの特集と同じく、希子の私物を中心にスタイリングしたものだ。


水原希子:自分以外の人のスタイリングを手がけたのは初めてだったけど、我ながら、結構うまくいったと思う(笑)。私の場合、ここ1年は"お仕事"ってカテゴリーでも、今までとは違うことに挑戦する傾向があるんだけど、なんかね、

今ちょうど人生何度目かのターニングポイントを迎えている気がするの! 

いろんなことを経験して、思った。人前に出る仕事をしているからこそ、人の幸せを思うことは大事。ファンの人への思いやりも大切。でも、まずは自分がハッピーじゃないと、ポジティヴなメッセージは発信できないでしょ? 

人生は1回きりだから、やりたいことはやったほうがいい。

今ある自分を目一杯愛したほうがいい。やせっぽっちでもぽっちゃりでも、みんなそれぞれ自分に対してのコンプレックスは色々あると思うけど、それは関係ない。とにかく"自分サイコー"って思えるパワーを、私が持ちたい。だから、まずはファッションで、"ギャル復活"っていうのをやりたかったの。

ゼブラ柄ニット/Adam Selman コルセットキャミ/ジャン ポール ゴルチエ ヴィンテージ ベロアパンツ/サンローラン ベルト/Adam Selman(以上すべて本人私物) ディスコピアス¥3000/OK ゼブラ柄ブーツ¥15000/ESPERANZA渋谷109店(OK×ESPERANZA)

アジアを代表するインフルエンサーである希子は、これまで誰よりも積極的にSNSを活用してきた。SNSが原因で、いわれなき中傷を受けたこともあったし、自ら発信する写真や言葉に、ものすごく神経質になっていた時期もあった。


水原希子:言葉って、魔法だから。悪い言葉にはネガティブな面があるし、いい言葉には魔法がある。悪い言葉は一切無視することにしたの(笑)! 

いろんなバッシングを受けてみてわかったことは、無責任にバッシングする人は、私の人生を知らない人ばかりだってこと。

よく知らない人に何か言われても、それはどうでもいいでしょ。私がわかってもらいたい人、私の好きな人にわかってもらえればそれでいい。だから今は、パワーになるいい言葉だけを信じて、あとは一切信じないという、"自分サイコー"のギャル精神を貫いてるんです(笑)


希子によれば、"デブ"とか"ブス"も呪いのネガティブな言葉だという。

「女の子は、絶対に自分自身を醜いなんて思い込んじゃダメ。"自分サイコー"だと思えば、ファッションは絶対に、着る人の味方になってくれるんだから!」と、

ここまで読んで、「"自分サイコー"のギャル精神はわかった。でも、男子にもモテたいじゃん〜」と思う人もいるかもしれない。

もちろん、希子だってモテたい気持ちはある。でも、希子がモテたい理由は、「いろんな人の中から自分に合った男性を選びたい」からではなく、「自分にパワーを感じたいから」なのだ。


水原希子:だって、"私、モテてる!"って思えたら、自然と自分の中にパワーを感じられるでしょ? 

正直、ここ1年は"恋愛モード"からは遠ざかっているの。ちゃんと恋愛に向き合おうとすると、パワーをもらえると同時に、エネルギーの消耗も激しかったりするから。

今の私をハッピーにしてくれるのは、ファッション、音楽、旅行、友達、猫、家族、あとは美味しいものとか(笑)。恋愛って、スポーツに例えるなら格闘技だから、ちょっと呼吸が合わないだけで、すぐ攻撃をくらって傷だらけになっちゃう(笑)。今は激しい恋愛にかかりっきりになるんじゃなくて、私は、カジュアルに人生のいろんな側面を楽しみたい気分……。

ハート柄トップス、ミニ、サングラス/Adam Selman(以上すべて本人私物) アイドルピン¥1000/OK

奔放そうに見えて、希子は、一度付き合い始めると相手に一途に尽くすタイプだ。「愛してる!」という気持ちを素直にぶつけ、愛を育もうとする。


水原希子:この間、『そういえば、恋愛してないかも』って思ったとき、たまたま私が女優としてデビューした映画『ノルウェイの森』の動画を見つけて、私が演じた緑のセリフが、すごく胸に突き刺さったの。それで思わず自分の喋ったセリフのシーンを、インスタにあげちゃった(笑)

そのインスタにあげた
「私をとるときは、私だけをとってね。そして私を抱くときは、私だけのことを考えてね。わかる? それから私に何しても構わないけれど、傷つけることだけはやめてね。私はこれまでの人生、十分傷ついてきたし、もう傷つきたくないの。幸せになりたいのよ」

というセリフに、希子は今、ものすごく共感しているのだ。


水原希子:緑を演じた歳のときは、あまり意味がわからなかった。でも、あらためて映画を見て、私の中に緑の精神が宿っていることがわかってビックリした。


20歳の頃、希子は永遠の愛を信じてた。


水原希子:その頃の理想といえば、ディズニープリンセス的な、ピュアな愛ですよね(笑)。

でも今は、もっと自分の心の声に正直になるように、自分が好きだから今この人と一緒に過ごしたい。見返りを求めずに自分がそうしたいからしてるって思うようになって、その時に"愛している"という気持ちになれれば、それも純粋な愛情なんじゃないかって思う。

私の女友達が、ある男性とデートしていて、キスしようとしたら、お互いに違和感を覚えて、自分たちがそれぞれゲイとレズビアンだって気づいたんです。でも、二人は、すごくお互いを理解し合っていて、人間としてすごく好きだから、将来的には赤ちゃんを作って、みんなで育てられたらいいね、みたいな話をしていたの。

"そんなの理想論だ!"って言われるかもしれないけど、でも、いろんな愛の形があっていいと思うし、最後は、エゴを捨てて、人間愛とか人類愛みたいなものにたどり着けたら、それもまた最強の人生だなって思う。

フェイクファーコート、ヴィンテージワンピ/Adam Selman 帽子/Ryan LO×ステファンジョーンズのコラボ(以上すべて本人私物) アースチョーカー¥2000/OK チャンキーヒールパンプス/ESPERANZA渋谷109店(OK×ESPERANZA)

人生のターニングポイントで、希子は、多感に揺れている。

たくさん愛して、たくさん泣いて、たくさん傷ついて、今は傷つくことがちょっと怖い。


水原希子:でも、仕事でもプライベートでも、"全部よし"なんです(笑)。

最近は、女優のお仕事からちょっと遠ざかってますけど、女優もやっていきたいし、女優の何がいいって、一生演じる役があること! とにかく生きて、なんでもいいから頑張って生きて。そしたらその経験がお芝居の糧になるでしょ?


希子は、「ファッションは、パワーをくれるもの」という。

でも何より、希子の生き方こそが、パワフルで、ビューティフルで、ヴィヴィッドだ。そのエネルギーに煽られて、彼女と関わった誰もが、自分サイコー!と叫びたくなるほどに。
Model&Styling:Kiko Mizuhara Photos:Monika Mogi Hair&Make-up:RIE SHIRAISHI Interview&Text:Yoko Kikuchi Composition:Mayuko Kobayashi

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